新技術・新工法 ─ その他 ─
機能分離支承
概要
特 徴
機能分離支承は、支承部として必要となる機能ごとに独立した構造体を設け、これらの集合が支承部としての役割を担うように構造を構成したものです。支承部の機能ごとに構造体を設けるため構造は煩雑となりますが、それぞれの構造体は比較的単純で小型となり、配置の自由度もあることから合理的に支承部を構築することができます。
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従来型タイプB支承
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機能分離型支承
■固定部機能分離支承構造の例
上向き力抵抗機能付きアンカーバーにより、地震時水平力および鉛直力に抵抗します。
■可動部機能分離支承構造の例
アンカーバーと上向き抵抗装置を併用することにより、地震時水平力および鉛直力に抵抗します。
特徴
○機能
パット型ゴム支承が供用時の荷重に抵抗します。支点横桁に配置したアンカーバーが等価水平震度レベルの慣性力に抵抗します。支点横桁に配置した浮き上がり防止装置が地震時の上向き力に抵抗します。
○経済性
機能を分離することにより支承コストを大幅に縮減できます。
○施工性・安全性
パッド型のゴム支承を使うため、施工性・安全性に優れています。