複合トラス橋はコンクリートウェブを鋼トラスで置き換えた構造です。鋼トラスの上弦材の上にコンクリート床版を合成したタイプは、ドイツなどで盛んに取り入れられてきた構造ですが、最近では上弦材を設けないで直接鋼斜材と床版を接合するタイプが主流となっています。
○主桁自重の軽減
部材断面の一部を鋼部材に置き換え自重を軽減し、下部構造の負担も軽減します。
○長支間化
部材の軽量化により長支間化が図れます。
○施工性の向上
コンクリート部材の一部を鋼部材へ置き換えることにより施工の合理化や工期の短縮が図れます。
○経済性の向上
軽量化、材料の減少、施工性の向上などにより経済性が向上します。