新技術・新工法 ─ 床版 ─
PC合成床版(合成床版用プレキャスト板)
概要
合成床版用プレキャスト板(以下、PC板)は、場所打ちコンクリートと一体化して合成床版の一部となるものです。現場作業の省力化や耐久性の向上を目的として、鋼鈑桁橋やPCI桁橋における合成床版に適用可能なほか、PCコンポ橋において広く用いられており、近年ではPCUコンポ橋における事例も報告されています。
特徴
○耐久性
PC板を使用したPC合成床版構造としたことにより、耐久性が飛躍的に向上します。
○合理化・省力化
合成床版用プレキャスト板を用いるため、全面吊足場が不要で現場作業が減少し、工期短縮が図れます。
○経済性
合成床版構造の採用により、建設コストの縮減が図れます。また、耐久性の向上によりライフサイクルコストも低減できます。
○安全性
床版施工時にPC版が足場代りとなるため、安全性の向上が図れます。
○環境保全
合板型枠の削減により、産業廃棄物が減少し、資源保護にも貢献できます。現場作業が減少し、騒音・振動などの発生が少なくなります。