© 2023 JAPAN PRESTRESSED CONCRETE CONTRACTORS ASSOCIATION

TECHNICAL INFORMATION

技術情報

適用部位

PCa柱・梁

柱・梁などの主要構造部材をプレキャストコンクリートとして建設現場に運びこんで建築躯体を構築する工法には、主に鉄筋コンクリート造の積層工法とプレストレストコンクリート造の圧着工法(PCaPC工法)があります。いずれも工場で生産される部材は高品質・高耐久なうえ、現場打ちコンクリートと比べて建設廃材の排出が抑えられる環境にやさしい工法です。また、支保工などの仮設材が低減できるとともに、工期短縮を図ることも可能です。

PC合成床版

PC合成床版は、工場で製造され、プレストレスが導入されたハーフプレキャストPC床版と、その上に現場で打設される100mm程度のトッピングコンクリートが一体の構造体となって床荷重を支える構造です。適用スパンとしては、経済効率の良い6~10mスパンから、大空間の確保を目的とし、20m程度の超大スパンまでニーズに合わせて提供可能です。また、建築デザインを優先して曲面を用いた形状なども製造可能です。施工上としては、工期の短縮、床の支保工の削減などのメリットがあります。さらに、ハーフPC床版敷設後は直ちに作業床となるため、作業安全性が確保できます。

PC段床

特殊部材

■PC階段

プレストレスを導入することにより、スレンダーな断面形状が可能です。

■外ケーブル

PC鋼材を外部に配置することで、部材せいを小さくできます。

■PC屋根版

PC段床は高強度コンクリートを使用し、品質管理のゆきとどいた工場で生産されます。プレストレスが導入されているため、断面が薄肉化でき、場所打ちコンクリートと比べると約1/2の軽量化が図れ、コンクリート素地のままでも防水性に優れています。工場生産されたPC段床を現場で取り付けするため、工期の短縮により現場経費の削減が図れます。

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