本書は、PC建築の設計便覧として企画され、PCの設計を専門にしている実務のノーハウ(Know-how)をまとめたもので、この赤本注)と併せて活用することをおすすめします。
　本書はまた次の点に特色があります。

1. 豊富な図や表を提供して、概略設計で設計の大筋がつかみやすい。
2. PC梁の推奨断面を提供して、コストの低減･設計の省力化がはかれる。
3. 圧着工法の活用によって、プレキャストPC構造の適用範囲の拡大がはかれる。

注）建築学会関東支部｢プレストレストコンクリート構造の設計―構造計算のすすめ方―｣改訂版/1988年

(本書「序」より抜粋)

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