高性能コンクリート
概 要
施工性や耐久性向上の観点から種々のコンクリート混和材料が開発されています。これらを用いることで適切な施工品質を確保し、さらには耐久性の向上が望めます。
高性能コンクリートは、強度・作業性・耐久性などに優れ、従来のコンクリートに新しい機能を付加するものです。超高強度コンクリート・高強度コンクリート・高流動コンクリート・高性能AE減水剤を使用したコンクリート・膨張コンクリート・高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートなどがあります。新しい構造への適用や長寿命橋梁などへの展開が可能となります。
■高強度コンクリート
設計基準強度80N/mm2レベルの高強度コンクリートは、減水効果の高い混和剤の発展により、従来と同じ方法で容易に製造できるようになりました。 特徴としては、①部材断面の縮小化、スパンの長大化、②部材の軽量化、③施工の省力化、④高耐久性、があります。


■超高強度コンクリート
超高強度コンクリートは、設計基準強度が180N/mm2で、かつ引張強度を大きく改善するために鋼繊維を含有した超高強度繊維補強コンクリート(Ultra high strength Fiber reinforced Concrete : UFC)や、FRPなど収縮しない人工軽量骨材を使用した低収縮型超高強度コンクリートなどがあります。
- ock = 180N/mm2
- ock = 180N/mm2
- ock = 150N/mm2
- ock = 120N/mm2
■その他の高性能コンクリート
性 能 | 使用状況・箇所 | 効 果 | |
高流動 コンクリート |
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高性能 AE減水剤の 使用 |
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膨張 コンクリート |
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高炉スラグ 微粉末の使用 |
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