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橋梁の新技術・新工法 その他

ライフサイクルコスト

概 要

■省維持管理化PC橋の例(塩害環境)

省維持管理化PC橋の例
省維持管理化使仕様の組合せにより耐久年度を200年としました。

■L.C.C(ライフサイクルコスト)による維持管理費の比較

上向き力抵抗機能付きアンカーバーにより、地震時水平力および鉛直力に抵抗します。

維持管理費を含めたPC橋梁コストの推移表
(比較:建設時工事費を1とした場合)
省維持管理化PC橋の例
L.C.C(ライフサイクルコスト)
L.C.Cは初期設計費だけでなく、構造設計時に設定された供用期間中に発生する維持管理費用も含めた、いわば構造物の生涯コストのことです。L.C.Cを構造物選定時の評価対象とすることで長期的な視点で維持管理および経済性に優れた形式設定が可能となります。

L.C.Cは以下の式で算出します。

LCC=I+∑M+∑R
  I:初期建設費
∑M:維持管理点検費(点検・補修・補強)の総和
∑R:架替え費用(撤去費、架替え工事中の仮橋、迂回路)

■予防保全の重要性

定期点検により劣化・損傷を早期に発見し、初期の劣化段階で耐久性に優れた部品・部材・構造に交換・補修・改善することで、経済性に優れた長寿命化構造物となります。

  • A:ライフサイクルコストを最小にした場合
  • B:修繕限界になった時点で大規模修繕する場合
  • 予防保全の重要性 グラフ1
  • 予防保全の重要性 グラフ2

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