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人工地盤

 先の東日本大震災の巨大津波に対して、海岸部に建設されたPC橋梁は、その優れた特性である“粘り強さ”を発揮して健全性を実証した。その事実も踏まえ、今後の津波対策を推進する観点からPC構造の人工地盤の構築を提案する。
 具体的には、まず、漁港の就業者に対して「安心・安全」の職場を提供するため、漁港荷捌き場への人工地盤(屋上が津波対策の避難場所)の建設を提案する。また、海岸部に設けられた「道の駅」周辺に高台などが無い場合に、「道の駅」を避難・防災拠点として機能させるための人工地盤を提案する。さらに、津波対策のため高台移転が求められても地形の制約等で移転場所の確保が出来ない等の場合への対応策として、居住用の人工地盤を提案する。

 人工地盤の構造・施工方法には、PC建築で実績が豊富なプレキャストPC造を提案する。PC構造とすることで柱間隔を広く長くすることが可能となり、人工地盤下の空間利用が飛躍的に向上する。また、プレキャスト化により工期の大幅短縮が可能となる。この方式によれば、プレキャスト部材は地域のPC工場で生産し、地域の建設業の力を活用した建設が可能となり、地域還元型の生産方式となることも特長である。

プレキャストPC構造の人工地盤の実績(羅臼漁港)
プレキャストPC構造の人工地盤の実績(羅臼漁港)
津波対策用人工地盤全体図
津波対策用人工地盤全体図
住宅用地(傾斜地)
住宅用地(傾斜地)
避難所(道の駅)
避難所(道の駅)
駐車場(荷捌き場)
駐車場(荷捌き場)

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