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新ビジョン2011

新ビジョン2011(PDF)	表紙  3.11東日本大震災は、国民の胸に改めて我が国の国土が地震や津波の脅威と背中合わせにあることを思い知らせることとなりました。また、毎年繰り返される風水害とあわせて、このような自然災害と隣り合わせにある国土の上で暮らしていくには、ハード、ソフト両面からの不断の備えが極めて大切であることを再認識しました。特に、ハードの社会資本整備については、整備はもう十分だといった風潮もあった中でのことであり、今後の取り組みについての大きなターニングポイントとなりました。

 財政状況が一層厳しくなる中で社会資本整備を効果的に進めるには、耐久性に優れ、設計を上回る外力に対してもねばり強さを発揮するプレストレストコンクリート(PC)の技術の積極的な活用が進められるべきです。この度の大震災においてもPC構造物の地震による損傷はほとんど無く、津波に対しても粘り強い構造特性が幸いし、流出した橋梁が僅かにあったものの、多くは健全でした。また、PCの技術は外ケーブルの活用等により既存の社会資本の補強、長寿命化にも役立つものであり、この面からも持続型社会の基盤を支える技術として大きな役割が期待されています。

 一方、我が国においてPC技術の普及、向上の担い手となってきたのが(社)プレストレスト・コンクリート建設業協会(PC建協)とその会員企業です。PC建協会員企業は、PCの専門技術を通じて持続型社会の基盤を支えていく大きな役割を担っています。近年、PC建設産業を取り巻く環境は、建設投資の縮小とこれに伴う競争の激化等により大変厳しい状況にあるが、PC技術に関する専門家として、蓄積された知識と経験を生かし、社会の要請に応えるべく、新たな道を切り開いて行かなければなりません。

 平成19年に「プレストレストコンクリート建設産業の未来に向けて」と題するビジョンを提示してまだ間もないにもかかわらず、新たに「新ビジョン2011」を打ち出すのは、PC建協の一般社団法人としての再出発に当たり新たな活動指針を示すに際し、会員企業に対しこれからの社会の中でPC技術を軸に社会貢献する意義とは何かを示し、今後の取り組みに向けての意欲を促すとともに、そのような取り組みに対し広く社会のご理解をいただきたいとの切なる願いがあったからです。

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